診療内容
こんな方におすすめ
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検診で大腸の精密検査が必要とされた方
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血便や排便の際に血が付く症状がある方
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便秘や下痢等の便通異常の症状がある方
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以前に大腸の検査を受けたことがあり、ポリープを指摘されたことがある方
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上記に該当しなくても、今までに一度も大腸の精密検査を受けていない方
大腸カメラの前処置
大腸カメラは、事前に腸管洗浄剤を飲用して大腸の中をきれいにして、大腸ポリープ等の病気がないかを調べる検査です。
検査の特性上、どうしても腸管洗浄剤を飲んで大腸の中をからっぽにしてからでないと行えないのですが、この腸管洗浄剤を飲むのが人によっては大変です。
そのため当院では、2種類の腸管洗浄剤を用意しており、患者さんの状態に合わせて適切なものを選ぶようにしています。
また、検査をスムーズに行うため、患者さんの状態やご希望により前日から検査入院をしていただくこともあります。
検査中の鎮痛薬・鎮静薬の使用について
大腸カメラは、個人差がありますが検査の始まりから終了まで約10分~15分程度の要します。腸の長さや走行の状態、癒着(ゆちゃく)の有無等の理由で苦痛を伴ってしまう場合があります。
そのため患者さんのご希望や状態に応じて、痛み止めの鎮痛薬や鎮静薬を使用して検査を行うことも可能です。鎮痛薬・鎮静薬を使用することで検査を楽に受けることができますが、その場合当日は終日、車・バイク・自転車の運転はできません。
炭酸ガス送気装置(UCR)の使用について
大腸は“じゃばら”のような形をしているため、大腸の内腔を観察しやすくするために「送気」を行い、大腸を膨らませて内視鏡検査を行います。従来は「室内空気」を送気して検査を行っていましたが、これが検査後の腹部膨満感や不快感の原因となっていました。
当院では炭酸ガス送気装置を使用することで、室内空気のかわりに「二酸化炭素」を送気して内視鏡検査を行います。
二酸化炭素は、空気に比べて腸管内で速やかに吸収される特性(空気のおよそ200倍)があります。そのため観察時に十分に送気しても、すぐに体内に吸収され「お腹の張り」「痛み」「違和感」を和らげる効果があります。
炭酸ガス送気装置により、患者さんの負担を減らしながら、大腸をしっかりと膨らませた状態で病変の有無を確認することが可能となっています。
高性能な消化管内視鏡システム
当院ではオリンパス EVIS LUCERA ELITE (290シリーズ)を導入しています。
大腸内視鏡に関しては受動湾曲部と名付けられたシャフト(スコープの挿入部)により、より苦痛の少ない内視鏡検査が可能となりました。
内視鏡検査のご予約・受診方法
お電話等での予約の受け付けはしていません。
一度、外来を受診していただき、医師と相談した上で、検査の予約をしていただきます。