手術
泌尿器科
担当医紹介
泌尿器科
滝澤 一晴(たきざわ いっせい)
原 惇也(はら じゅんや)
本郷 智拡(ほんごう ともひろ)
このようなお悩みはありませんか?
排尿に時間がかかる・残尿感
前立腺が大きくなることで尿の通り道が狭くなることからこの様な症状になることがあり、前立腺肥大症が考えられます。前立腺がんでも前立腺が大きくなるので同様の症状がみられることがあります。 また使用する薬の種類によっては尿の出を悪くするものがありますので注意が必要です。 神経因性膀胱といって神経の病気でもこの様な症状がみられることがあり、外傷、炎症後に尿道が狭くなる尿道狭窄によっても尿が出にくくなることがあります。
頻尿
正常の排尿回数は個人差がありますが,1日10回以上,睡眠時2回以上を頻尿といいます。 膀胱への刺激(急性膀胱炎,急性前立腺炎,膀胱結石,膀胱異物,尿管結石,膀胱腫瘍,前立腺肥大症など),残尿があるための膀胱有効容量の減少(前立腺肥大症,神経因性膀胱など),膀胱容量の減少(間質性膀胱炎・膀胱結核などによる萎縮膀胱,妊娠子宮による膀胱圧迫など),膀胱の神経障害,多尿(糖尿病,尿崩症,心不全など),心因性などが頻尿の原因となります。
血尿
目で見て尿中に血が混じっていることがわかる場合は肉眼的血尿,尿検査だけでわかるものを顕微鏡的血尿といいます。 尿路の腫瘍・結石・炎症・先天奇形・損傷,多臓器癌の尿路への浸潤,腎梗塞,糸球体腎炎,腎血管性疾患などで起こりえます。 症状が消失しても,尿路悪性腫瘍である可能性もあるので受診をおすすめします。 無症候性の肉眼的血尿の場合は,悪性腫瘍の存在を疑います。
排尿時痛
排尿中または排尿直後に尿道に感じる疼痛を排尿痛といいます。 膀胱または尿道が炎症,結石,異物,腫瘍などで刺激されるために起こります。 排尿痛を感じ,尿検査で膿尿があった場合,急性膀胱炎が疑われます。 また,男性で発熱と排尿痛を認めた場合は急性前立腺炎を,排尿痛と尿道排膿があった場合は急性尿道炎を疑います。痛みを伴うときは、上記膀胱炎や結石が考えられますが、痛みを伴わないときは、腎・尿管・ 膀胱の腫瘍(癌)も疑われます。
尿失禁(尿もれ)
膀胱内に尿が充満し,溢れ出るように少量ずつの尿が漏れる状態を溢流性尿失禁といい,前立腺肥大症や神経因性膀胱などで起こります。 排尿そのものは正常にできますが,尿意を感じると我慢できずに尿を漏らす状態を切迫性尿失禁といいます。 神経の異常,萎縮膀胱,膀胱の炎症や結石,過活動膀胱などが原因となります。 急に立ち上がったり,笑ったり,咳をするなど,腹部に急な力が加わった時に漏れる場合を腹圧性尿失禁といい,中年以降の女性の骨盤底筋群脆弱化によって多くみられます。 膀胱に尿が溜まらず,持続的に尿が漏れることを真性尿失禁といいます。尿意はなく,外傷や医療行為による尿道括約筋の損傷などが原因となります。 夜に限って起こるものを夜間遺尿症,昼間に漏らすものを昼間遺尿症といいます。いずれの場合も,排尿は正常にでき,内服治療で対処することもあります。
PSAが高いと指摘を受けた
PSA(前立腺特異抗原)は腫瘍マーカーのひとつで、通常は前立腺がんの際に上昇しますが、がんだけでなく、前立腺肥大症や前立腺炎などでも上昇します。正常値4ng/ml以で、4ng/mlを超える場合には前立腺がんの疑いが出てきますので、泌尿器科での精査をおすすめします。
受診の際は、PSAの再検、直腸診といって肛門からの前立腺の触診、超音波検査、造影CTなどを行います。精密検査の上がんの疑いが強い場合には前立腺生検といって前立腺の組織を直接採取する検査を行います。
激しい腰背部痛
背部から側腹部・下腹部へ広がる激しい痛みや不快感のある時は尿路結石や尿路の炎症の疾患が疑われます。 結石の場合、CTスキャンなど必要な検査をし診断を受け、結石の場所と患者様の状態に応じ入院の上体外衝撃波結石破砕術などの手術をします。会陰部痛、排尿時痛が生じたときは、膀胱炎、前立腺炎など炎症性の疾患が疑われます。
激しい腰背部痛
背部から側腹部・下腹部へ広がる激しい痛みや不快感のある時は尿路結石や尿路の炎症の疾患が疑われます。 結石の場合、CTスキャンなど必要な検査をし診断を受け、結石の場所と患者様の状態に応じ入院の上体外衝撃波結石破砕術などの手術をします。会陰部痛、排尿時痛が生じたときは、膀胱炎、前立腺炎など炎症性の疾患が疑われます。
泌尿器科で行う手術
当科ではそれぞれの疾患に対して、薬物療法に代表される保存的治療と手術を含めた外科的治療を行っています。ご不安がありましたらお気軽にご相談ください。
●前立腺生検
諸検査施行の上、最終的な診断のために前立腺生検を行います。
前立腺生検では、超音波による画像で前立腺の状態をみながら、細い針で前立腺組織の一部を採取します。
●経尿道的膀胱結石、異物摘出術
●経尿道的尿路結石砕石術(TUL)
尿道から内視鏡を膀胱内に入れてさらに尿管内にまで内視鏡を進めて、尿管の中にはまり込んだ結石あるいは腎臓の中の結石を破砕する手術です。
●経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)
内視鏡を尿道から膀胱内へ入れて、電気メスで膀胱の腫瘍を削ぎ取る手術です。開腹手術に比べて術後の痛みが少なく入院期間も短くてすみます。
●経尿道的前立腺切除術(TUR-P)
電気メスを装着した内視鏡を尿道内に挿入し、肥大した前立腺組織を尿道粘膜とともに切り取る手術です。手術は個人差はありますが2時間ほどで終了します。
受診方法
●外来医師担当表をご参照ください。